旧東海道の宿場でもある名古屋市の有松―
歴史的な建物が並ぶ通りにある「ユーラシア食堂 さらび」さんに、
アンドレイ副店長とディナーを頂いてきました！
具だくさんボルシチと店長さん自家製のパン
有松の素敵な街並みを眺めながら、
中国・ロシア、ユーラシア諸国の料理と近海のシーフードが楽しめるお店です。
2017年の記事もぜひご覧ください。↓
ユーラシア料理、ですからロシア料理以外の料理も作られていらっしゃいます。
今回はロシア料理と一緒に、ちょっと変わった料理も食べたいです、とオーダーし、
店長さんおまかせメニューで予約しました。
まずは前菜 Закуски（ザクースキ）から。
「毛皮のコートを着たニシン」サラダ【左】と、サーロ（豚の脂身の塩漬け）【右】
日本語で「毛皮のコートを着たニシン」と訳される、
Селёдка под шубой（セリョートカ・ポト・シューバイ）」。
Селёдка（セリョートカ）はニシンのことで、
この料理では通常塩漬けにしたものを使います。（酢漬けを使う人も）
さらびさんでは、北海道の新鮮な鮮度の良いニシンを仕入れて、店長さんが塩漬けにされています。
（写真はさらびさんHPからお借りしました。）
ニシン、玉ねぎ、じゃがいも、ビーツ、卵、マヨネーズなどを
何層にも重ねていくのがこのサラダ。
Wikimedia Commonsには作り方の写真がありました。
まるでケーキのような、かわいらしさ！
そして、サーロ Салоはウクライナ料理からロシアに伝わったもの。
豚の脂身の塩漬けですので、こってりとした味わい。
私がウクライナ旅行に行った時も前菜として出されました。
ロシア人もよくお酒のつまみとして食べます。
ウクライナ・リヴィウのレストランで出たサーロ。
さて、続いて出てきた料理は、これまたウクライナ発祥のヴァレーニキ Вареники。
でも今回出てきたものは、通常のヴァレーニキとはちょっと違います。
ヴァレーニキの鉄板焼き、焼野菜添え。
少し中華のテイストを加えた、ヴァレーニキです！！！
でも焼きヴァレーニキは、ウクライナやロシアにもあるんですよ。
Жареные вареники（焼きヴァレーニキ） photo from Foodman.club
そして、一番最初の写真にもありました、ボルシチとパンが出てきました。
そういえばボルシチ Борщ もウクライナ料理発祥でした！
その後に出てきたのが、ジョージア（グルジア）料理。
ロシアでもジョージア料理店は多く、人気があります。
たっぷりのトマトと骨付きチキンが入った、チャハフビリ Чахохбили。
少しピリ辛で、コリアンダーの香りが食欲をそそる一品！
おいしかった～！ジョージアではお母さんの味だとか。
現地では鶏肉バージョンだけでなく、牛肉や豚肉バージョンもあるらしいです。
ピロシキも大きいです！
最後は紅茶とアップルケーキ！！🍎
アップルケーキは、ロシアのお母さんの味。
手作りのアップルケーキをロシアでもいっぱい食べたなぁ……
さらびさんのアップルケーキも🍎いっぱいでとってもフクースナ！！
お腹いっぱい！おいしかったです。
ごちそうさまでした！！
土日は基本的に夜もやっていますが、前日までに予約した方が間違いなしです。
名古屋駅から名鉄で15分ほど、有松駅から歩いてすぐです。
ぜひ、さらびさんで、ロシア＆ユーラシア料理をお楽しみください。
ユーラシア食堂さらび【ＨＰ】
愛知県名古屋市緑区有松3008 有松紋会館 1F
TEL：052-621-3811
【営業時間】月～木曜日：9:30～17:00（ランチ 11：10〜）
金曜日・土曜日 9:30～21:00、 日曜日 9:30～19:00
ディナー（前日までに要予約）17:30～Lo21:00 / 22：00まで
定休日：月に2日お休みあり