ロシア北部、アルハンゲリスク州は塗り物の宝庫。
昔は村ごとに違う柄がありました。
その中でも、メゼーニ 川 Мезень 周辺と、北ドヴィナ川 Северная Двина 周辺で、
美しい文様を描く塗りものが発達してきました。
2種類の大きさのお皿が入荷しました。
ロシアの伝統的工芸 木製小皿 <メゼーニ塗り><バロック塗り>
Sサイズ 2種 φ11cm 【販売ページ】
ロシアの伝統的工芸 木製皿 <メゼーニ塗り><バロック塗り> 2種 φ16.2cm 【販売ページ】
どちらも2種類の塗りで彩られています。
まずは、メゼーニ塗り (Мезенская роспись メゼンスカヤ・ロースピシ)。
別名パラシェリスカヤ・ロースピシと呼ばれるように、
メゼーニ川の畔のパラシェーリエ(Палащелье)村から始まった塗りものです。
メゼーニ塗りには古代スラブ時代から伝わるパターンがあり、
赤と黒を使って、馬や鹿、鳥などが描かれます。
また、幾何学模様は、天気や宇宙、山や川など自然に関するシンボルで、
それぞれのマークに意味があります。
木製の棒、ライチョウやヨーロッパオオライチョウの羽、そして人間の毛髪を使った筆を使い、
昔は男性だけがこの模様を描いていたとか…。
もう一種類は、
バロック塗り (Борецкая роспись ボーレツカヤ<バレツカヤという人もいます>・ロースピシ) 。
バロック(Борок)村(現:グリーヂンスカヤ Гридинская村 )で18世紀に生まれた塗り物。
赤・黄・緑・オレンジ・茶色などを使い、デフォルメされた大きな花、
シダのような丸が連なった葉、そして尾が美しい鳥がよく描かれます。
飾ればお部屋がぱっと明るくなる、素敵なお皿です。
後ろには、金具がついていますので飾るのも簡単。