グジェーリ陶器の第3弾です。
まずは、フタと深鉢のセットから。
かわいらしい取っ手がついたフタと深皿のセット。
チョコレートやキャンディーなどお菓子を入れて、お客様にサーブしたり、
バター入れ・オードブル入れなどに使っても、とってもおしゃれ。
フタを開ければ、中は真っ白ですので、何を入れても映えますね。
白と青がベースなので、和食にも合いそう!
中にお漬物を入れてみたりして… お客様の注目を浴びること請け合いです。
そして、もう1つ。
シュガーポットですが、スプーンを入れる穴はないので、
何をいれていただいてもいいかと思います。
そして、もう1つのポイントは、これは ソ連時代 のものだということ。
裏を見てみましょう。
こんな感じでたくさんのスタンプが押されているのは、ソ連製であることが多いです。
工場のマーク、許可証のマークなど検閲を通った、という印があったり…
そして、こんなスタンプも押されていたりします。
「8р.36к」と読めます。
「р」は英語の p(ピー) ではなく、r (アール) にあたる、キリル文字の「р(エル・巻き舌音)」です。
これは、ロシアの通貨単位・ルーブル рубль を表します。
そして、「к」 は英語の k(ケー) にあたる、к(カー) で、
ルーブルよりももっと安い単位、カペイカ копейкаのことです。
1ルーブル=100カペイカです。
日本風にいうのならば、ルーブルは「円」、カペイカは「銭」といったところでしょうか。
だから、このシュガーポットの値段は、8ルーブル36カペイカということになります。
日本円で13円って、今はこんな安い値段で買えるわけがありません!!
一緒に押されている鳥マークのスタンプが、工房のマークです。
同じ工房のものですが、時代とともにマークも、微妙に違いますね。
グジェーリ陶器というのは、ひとつの工房で作っているわけではありません。
モスクワ近郊の、Гжель(グジェーリ)という町周辺で作られている陶器です。
ですから、工房によって、マークがそれぞれ違います。
みなさんが持っているグジェーリ陶器の裏にはどんなマークがありますか?
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