白樺の木の樹皮を使った工芸品、ベレスタ。
ロシアや北欧でよく作られています。
白樺の香りが漂い、なんともナチュラルな工芸品ですね。
そんなベレスタにもランクがあるのはご存知でしょうか?
下の3つの箱をご覧ください。
柄が違うだけで一見、同じ様に見える3つの箱。
でも、かかっている手間と素材が違うのです。
まず、一番お値打ちなベレスタ。 気軽に使っていただけます。
…粗悪品ということではありませんよ!

白樺工芸 ベレスタ 楕円形かぶせフタ付小箱<ローズ> 【販売ページ】
白樺工芸 ベレスタ 円形かぶせフタ付小箱<2匹のネコ> 【販売ページ】
白樺工芸 ベレスタ 円形かぶせフタ付小箱<ポピー> 【販売ページ】
白樺工芸 ベレスタ 円形かぶせフタ付小箱<イチゴ> 【販売ページ】
どれも美しい箱ですが、この4つの箱には縁かがりがありません。
シンプルなつくりになっています。
大きさの割にはお値打ちなので、おみやげなどにもいいと思います。
次のランクのものはこちら。
白樺工芸 ベレスタ 円形 かぶせフタ付 縁かがり小箱<野の花> 【販売ページ】
白樺工芸 ベレスタ 円形 かぶせフタ付 縁かがり小箱<リャビーナ(ナナカマド)> 【販売ページ】
明らかに違いがわかりますね!
そう、フタや本体の口と底の部分が、しっかりと樹皮のひもでかがってあります。
白樺の皮は防腐作用もあり、何十年ももつと言われている、とても丈夫な素材ですが、
どうしても縁の部分は傷みがち……。
そのため連結部分を樹皮のヒモで編み込んでいくと、さらに丈夫な箱になるのです。
でも、本体にも一つ一つ穴を開けなくてはいけませんし、
職人さんが手作業でかがっていく分、手間がかかります。
上の2つの箱は、柳の皮のヒモを使って縁をかがってあります。
最近はこの手の箱が多く見られます。
最後に、最上級のベレスタの箱です。
やはり、ヒモの縁かがりがありますが……ちょっと雰囲気が違います。
白樺工芸 ベレスタ 楕円形 かぶせフタ付 白樺縁かがりプレミアム小箱<リャビーナ(ナナカマド)> 【販売ページ】
白樺工芸 ベレスタ 円形 かぶせフタ付 白樺縁かがりプレミアム小箱<イチゴ> 【販売ページ】
ヒモの色つやが違いますね。
これは本体と同じ、白樺の樹皮が使われているのです。
柳の樹皮のヒモよりも編み込むのに力が要ります。
その分、職人さんも大変です。
でも、経年によりこっくりとした飴色になっていくのは白樺ならでは。
それに一つの穴に2回ずつ、ヒモが通っています。
より複雑な編み込みが使われています。
フタのサイド部分と、底の立ち上がり部分も、フリルのように波型に切ってありますね。
これもまたひと手間…。
いかがでしょうか?違いがおわかりいただけましたでしょうか?
職人さんの手間がかかっている作品は、どうしてもお値段も高くなります。
カジュアルに使いたいのか、いいものを大事に使いたいのかによっても、
選ぶものが変わってくると思います。
お手持ちのベレスタはどのタイプでしょうか?
そして、お気に入りのベレスタはどのタイプでしょうか?


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