先日のロシア仕入れに行った時、昨年秋に発行された、
新札200ルーブルと2000ルーブルが出回っているとブログに掲載しましたが、
リャビーナのお客様からの情報で、実は新札にはすごい秘密が隠されていたとわかりました!
改めて、新札を見てみましょう!
2000ルーブルに描かれているのは、
ウラジオストクのルースキー島連絡橋【上】と、アムール州のボストチヌイ宇宙基地【下】。
200ルーブルには、クリミア半島のセヴァストポリにある沈没船のモニュメント【上】と
セヴァトポリ近郊にある古代ギリシャの植民地のケルソネソス遺跡【下】が描かれています。
ホログラムシールがあったり、金属ラインがあったり……は今までも見かけましたが、
まだまだいろいろな秘密がありそうですよ。
QRコードもありますね。
左端のピンクの帯部分は……
角度を変えるとカラフルな 200 の文字が現れたり、消えたり。
でも、一番画期的なのは……
「Банкноты 2017」というGOOGLE PLAY内のアプリをダウンロードすると、
この新札のすごい機能を見ることができます!!
2000ルーブル札を選んでみましょう。


こちらのYoutube動画だと素晴らしい3D動画が見られますので、ぜひご覧ください。
このアプリでは、その他、偽札を見分けるチェックポイントがわかりやすく表示されます。
地図などの画像には、拡大してみると特長的な柄が隠されています。
裏側は宇宙基地に図柄に合わせて…
ロケットや人工衛星スプートニク、宇宙飛行士、土星、☆が散りばめられています。
わかりにくいですか?では、
今度は200ルーブル札を拡大してみると…
偽造札の問題はロシアではとても深刻です。
今までもしょっちゅう紙幣の図柄が変わっていました。
スーパーや商店でも偽札チェック機があったりします。
昔、私が日本のある金融機関で替えていったルーブル札の中に、偽札がまぎれていて、
スーパーのレジのおばちゃんに、
「Поддельные(偽 )」と、お札に直接、大きく赤文字で書かれたことがありました。
……というか日本の金融機関、これでいいのか?
順番に既存の紙幣もこのタイプに変わっていくのでしょう。
少しでも偽札が減ってくれるといいですね。
日本の紙幣印刷技術も世界有数だと言われてきましたが、
そろそろ新しい技術を取り入れた方がよいかもしれません。
特に東京オリンピックの期間は、観光客や選手、スタッフのみならず、
いろいろな目的を持った人たちが入国してくるはずですから……。